今日において、私たちは前例のない状況に直面しています。新型コロナウィルスは私たちの家族、ビジネス、地域社会など、すべてのものに影響を与えています。
このような厳しい時代にあって、多くの組織が従業員の生産性と安全性を確保するため、従業員のリモートワークを義務化しています。Zoom、Slack、G Suite、Office 365などのSaaSは、このような新しい分散型の労働環境において、必須のツールとなったようです。企業は今まで以上にリモートアクセスツール、VPN、SaaSを活用していますが、これらの新しいサービスの信頼性とセキュリティ管理も企業の課題となっています。
Sumo Logicに取り込まれるデータを元にした傾向分析
Sumo Logicでは、SSO(single sign-on)関連のデータ取り込み量が50%近く増加しています。またVPN関連のダッシュボードを閲覧するお客様の数も215%増加しています。リモートワークに不可欠なツール(SSO、VPN、Office 365やG Suite)全体で見た場合、コロナウィルス流行前と比較しデータの取り込み量が倍増しています。
産業毎のVPNダッシュボード観覧数:
産業毎のVPNログ取り込み量:
Sumo Logic社内の状況は、お客様となんら変わりません。クラウド時代に生まれた弊社は、お客様と同じようなツールを使用しています。社内には、重要なツールの可用性を継続的に監視するダッシュボードがあり、異常を検知した際、迅速に対応できる仕組みが整っています。
また社内のタスクフォースである緊急管理委員会と協力し、新しいITプロセスを作成しました。このITプロセスにより、新入社員の入社プロセス、既存社員の退社プロセスを完全にリモートで行うことが可能になりました。さらに社員のVPN使用量増加への対応策を実施しました。
リモートワークログのユニークな活用例
リモートワークが急増して以来、お客様の中で新しいSumo Logicの活用方法が生まれました。
たとえばフォーチュン1000に含まれているある多国籍製造会社では、VPNを活用し、業務の完全なリモート化を実現しました。Sumo Logicのカスタマーサクセスチームは、VPNが機能していない場合に迅速なトラブルシュート対応ができるよう、VPNの重要なメトリクスと作業状況をモニタリングする、緊急ダッシュボードの作成を支援しました。尚このダッシュボードはお客様からのリクエスト後、24 時間以内に作製されました。
またある医療系会社では、リモートワーク義務化へ対応するため、4000台のPCに最新のエンドポイントセキュリティ製品をデプロイしました。デプロイ後、VPNの使用状況、セキュリティ、パフォーマンスが分かるカスタムダッシュボードとレポートを作成し、監視を継続しています。
Sumo Logicによるリモートワークの監視
組織がリモートワークに移行する中、Sumo Logicはリモートワークの監視とセキュリティ向上のお手伝いをしたいと考えています。そのためSumo Logicは90日間の無償ライセンスの提供をはじめました。この無償ライセンスには、Sumo Logic Appカタログが含まれており、リモートワーク関連ツールの可視性とセキュリティ性を向上させます。
具体的には、直感的なダッシュボード、豊富な検索機能、機械学習を含む分析機能を使用できます。これらの機能を使うことで、ツール使用状況やユーザーの利用状況、および重要なデジタル資産に対する脅威の影響を調査できます。
リモートワークの可視性と管理を提供するSumo Logic Appカタログには、下記のソリューションが含まれています。
SSO:Auth0, Duo, Okta, One Login, Azure Active Directory
リモートアクセス:Cisco Meraki, Zscaler Web Security
エンドポイントセキュリティ:CrowdStrike Falcon, Carbon Black, Cylance
生産性向上ツール:G Suite, Office 365, Salesforce, Slack, Zoom
※こちらのブログは、Work from home better with secure and reliable enterprise serviceを翻訳したブログとなります。翻訳はSumo Logic Japan Sales Engineerの神崎が担当しました。
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