お客様がZoomビデオ会議サービスのパフォーマンス、可用性、セキュリティを監視するための新しいソリューションを発表します。Sumo Logic app for Zoomは、Sumo Logic上のapp catalogからご利用いただけます。
この新しいアプリは、無料で利用できる「Work From Home」ソリューションに追加されます。Sumo Logicのお客様でなくても、無料でサインアップし、今後 90 日間、自宅から安全に導入することで、VPN、リモートアクセス、その他のSaaSソリューション(Office365、G-Suite、JIRA、Slack、Carbon Black、Cylance、CrowdStrike など)と一緒にZoomサービスの監視を開始できます。。
新しいSumo Logic app for Zoomを使用すると、以下のことが可能になります。
- Zoom ビデオ通信の使用状況の包括的な可視性
- out-of-the-box(即座に利用可能な)分析によるZoomのパフォーマンスと可用性の監視
- ユーザー、ゲスト、管理者の活動、webinar、録画、および会議の活動を監視することにより、Zoom環境のセキュリティ可視性を確保して「zoombombing」を防止します。
Zoomは、モバイルデバイス、デスクトップ、電話、およびルームシステムを介してビデオおよびオーディオ会議、コラボレーション、チャット、およびwebinarのための簡単で信頼性の高いクラウドプラットフォームを備えた、現代のエンタープライズビデオコミュニケーションのリーダーです。Zoomは、世界中の81,000以上のお客様にご利用いただいています。
なぜZoomのビデオコミュニケーションを監視するのですか?
従業員の大半が自宅で仕事をしているこの時代に、企業は従業員の生産性を維持し、従事し続けるために、Zoomのようなコラボレーション・ソフトウェアを広く使用しています。前回のブログでは、Zoomを使用した信頼性、セキュリティ、パフォーマンス、および使用状況の監視に関する5つの課題についてお話しました。
Zoomなどのツールには独自の分析とレポート機能がありますが、お客様から、これらのリモートアクセスツールセット全体のログと分析の集計、アラート、一貫したレポートを依頼されているのを目の当たりにしてきました。さらに、お客様は関連ツール全体の傾向を相関させて調査したいと考えています。例えば、あるツールの使用率が低下した場合、別のツールの使用率が上昇する可能性があるとします。
すぐに使えるソリューションがない場合、お客様は上記の疑問に解決する際に以下のような課題に直面します。
- 各ベンダーが独自の分析とレポートを持っていることを考えると、様々なツールでのデータのサイロ
- コラボレーションツールからユーザーの活動を一元的に管理・レポートするための耐性の高いインフラへの時間と労力の投資
どのように動作するのか?
リアルタイムのZoomイベントの収集とZoomアプリのインストール
Sumo Logic は、会議、webinar、録画、ユーザー、アカウント、およびZoomルームのイベントを、Webhookイベント通知を通じてZoomアカウントから収集します。
これは、すべてのZoomイベントをSumo Logicの HTTPログおよびメトリクスソースに送信するようにZoomコンソールに「Zoom Webhook Only App」を設定することで実現します。このコレクションを設定したら、Sumo Logic UIのZoomアプリをインストールして、すぐに利用可能なダッシュボードでこのデータを分析することが可能です。
Zoomアプリソリューションの活用
Sumo Logic app for Zoomには、管理者とユーザーのアクティビティ、認証、可用性、ゲストのアクティビティ、会議セキュリティ、会議の使用状況、webinarに関する重要な情報を提供する9つのダッシュボードが用意されています。ここでは、アプリのダッシュボードの使用例をいくつか紹介します。
Zoom Overviewダッシュボードを使用すると、ユーザーは、会議、ホスト、webinar、アラート、およびゲストの活動をレポートすることで、信頼性、パフォーマンス、ユーザー活動、およびセキュリティの観点からZoom環境の状態を一目で把握できます。
トップパネルのいずれかをクリックすると、関連するダッシュボードにドリルダウンして詳細を確認できます。たとえば、[Meetings/Webinars Alerts]ダッシュボードをクリックすると、環境内のミーティング、Webinar、およびZoomルームのアラートに関する洞察を示すZoom Availabilityダッシュボードが表示されます。会議またはWebinarのアラートイベントは、会議中にサービスの問題が発生した場合にトリガーされます。たとえば、音声やビデオが不安定な場合は、バッテリー残量の低下や接続の問題などの問題が発生した場合に、「Zoom room」アラートイベントがトリガーされます。
その他の運用ダッシュボードには以下のものがあります。
- Zoom Meeting Usage(Zoomミーティング使用率)ダッシュボードでは、ミーティングの開催頻度と開催時間を把握できます。このダッシュボードは、リモートでの作業中にどのように人々がコラボレーションしているかを可視化することで、経営者にとって素晴らしいビューを提供します。
- Zoom User Activityダッシュボードは、ユーザーのプレゼンス、録画、ファイル共有、および使用状況など、ユーザーが会議で何をしているかを把握します。
- Zoom Guest Activityダッシュボードは、認証されていないユーザーのアクティビティ(画面共有、録画、およびすべての会議への全体的な参加など)を追跡するのに役立ちます。
- Zoom Webinarsダッシュボードは、オンラインクラス、webinar、チュートリアル、およびその他の顧客との関わりがどのように行われているかを理解し、参加者の登録と出席を分析するのに役立ちます。
- Zoom Authenticationダッシュボードには、ログインとログアウト、および使用しているデバイスとZoomクライアントに関する主要な統計情報が表示されます。これは、従業員がバージョンが古く、脆弱なZoomクライアントを使用しているかどうかを迅速に特定するために不可欠です。
- Zoom Meeting Securityダッシュボードには、繰り返し使用されている個人の会議IDと繰り返し使用されている会議番号が表示されます。これにより、どの会議が盗聴されやすく、"zoombombing"の被害に遭う可能性があるかを特定することが可能です。
- Critical Meeting Update Eventsダッシュボードではパスワードの設定されていない会議など、セキュリティのベストプラクティスに反する方法で会議が更新された場合にハイライト表示される 。
scheduled searchesを用いてダッシュボード・パネル上の検索を起動させ、Sumo Logic connectionsを介してServiceNow、PagerDuty、Opsgenie、またはSlackなどのインシデント管理プラットフォームでアラートを通知し、これらの脆弱性のある設定を迅速に検出し対応することができます。
- 最後に、Administrator Activityダッシュボードでは、管理者による重要なアクティビティをすべて監査し、期待通りになっていることを確認できます。
まとめ
Sumo LogicとZoomの統合により、以下のようなことが可能になります。
- Sumo LogicでZoomのイベントデータを収集して一元化し、Zoomビデオ会議の信頼性とセキュリティを確保します。
- すぐに使えるアプリケーション・ダッシュボードを使用して、Zoomの可用性、パフォーマンス、およびセキュリティについての洞察を迅速に得ることができます。
- zoombombingを防ぐ
- Zoomサービスの信頼性と可用性を確保
- ユーザーと管理者の活動を監視
今すぐ始めよう
Sumo Logicプラットフォームと新しい App for Zoomは、可用性、パフォーマンス、使用状況、セキュリティ分析のモニタリングソリューションを提供します。
開始するには、Zoom appのヘルプページをご覧ください。Sumo Logicのアカウントをお持ちでない方は、今すぐfree trialに登録して、90 日間の無料トライアルでZoomを含む「Work From Home」をお試しください。
翻訳はSales Engineer 森が担当しました。
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